臨時列車「ホリデー快速鎌倉」 初めて吉川美南発に 越谷レイクタウンも停車 JR東日本

JR東日本は、秋の鎌倉エリアの行楽に便利な全車指定席の臨時列車「ホリデー快速鎌倉」を2021年9月〜11月に運転します。

JR東日本E257系500番台電車(ちゃんこちゃんこ/写真AC)
JR東日本E257系500番台電車(ちゃんこちゃんこ/写真AC)

通常は乗り換えが必要な武蔵野線沿線から鎌倉までを、行楽シーズンの土休日に限り乗り換えなしで結ぶ列車です。2021年9月の運転日は11日(土)・12日(日)・18日(土)〜20日(月・祝)・25日(土)・26日(日)の計7日間で、南越谷駅〜鎌倉駅間を1日1往復します。往路の運転時刻は南越谷駅8:10発・鎌倉駅9:54着、復路は鎌倉駅17:21発・南越谷駅19:17着です。

10月9日(土)〜11月28日(日)は土曜・日曜・祝日に計18日間運転されますが、運転区間が吉川美南駅〜鎌倉駅間に拡大されます。往路は吉川美南駅を8:00に出発し、越谷レイクタウン駅(8:05発)に停車した後、南越谷駅以降は9月と同一の時刻で運転されます。復路の南越谷駅までの時刻も従来どおりで、その先は越谷レイクタウン駅(19:12着)に停車し、終点の吉川美南駅には19:17に到着します(主な駅の運転時刻は下表を参照)。「ホリデー快速鎌倉」が吉川美南駅に乗り入れるのは今回が初めてです。

特急用車両のE257系5両編成が使用されます。全車指定席のため、乗車券やSuicaなどICカードのほかに指定席券が必要です。指定席券は1席530円(小児は半額)で、乗車日の1か月前から「えきねっと」や主な駅の指定席券売機、みどりの窓口等で発売されます。

【時刻表で解説】JR東日本 臨時列車「ホリデー快速鎌倉」 2021年10月から吉川美南発着に

ところで、途中の府中本町駅〜鶴見駅間は、定期旅客列車が運行されない貨物線を経由します。ほとんどが多摩丘陵の住宅地の下を通るトンネル区間ですが、トンネルの切れ間には普段は通ることのない「梶ケ谷貨物ターミナル駅」があり、「ホリデー快速鎌倉」ならではのユニークな車窓が楽しめます。